やっぱはてなにゃ向いてない・・・
- 「魔法のゴルフ」はGDOゴルファーズブログに引っ越す事にしました。
- ま、餅は餅屋ってことで。w
- こっちはまたしても暫く休業状態かな?(^^ゞ
であであ。
ゴルフの魔法
「ゴルフにおいて、アドレスは幾何学で、スイング論はニュートン力学と運動工学で書き表す事が出来る。・・・が、ゴルフそのものを書き表すにはカオス理論が必要だ。(みつきさとる)」(笑)
バカな前置きはさておき、一応ここでぐぐった果てに見に来た人の為に、なぜに「魔法のゴルフ」と銘打ったかというか、このブログにおける「魔法」の定義づけを説明しておこうかと思います。
「魔法のゴルフ(1)」でちらっと書きましたが、ゴルフってものを考えた時にその非線形性を無視して語ることは出来ません。もそっと噛み砕いて言うと、ゴルフのプレイ中における「ラッキー」「アンラッキー」やら「結果オーライ」の部分や「メンタル」が及ぼす影響の度合いが無視できないレベルであるから、それを織り込んで考えてみましょうという事です。
ゴルフに限らずこういった事象を考える場合、原因と結果をピア・ツー・ピアで結びつけるような考え方は向いていません。例えばミスショットの原因として多くの場合ヘッドアップを指摘されますが、実のところヘッドアップはミスショットの原因でなく「言い訳」でしかないと断言できます。何故かというと、ヘッドアップが真に原因ならば、それを直せばミスショットはしないという事になりますが、そんなことは無いってことはゴルフを嗜む人間ならば誰しも経験があると思います。スイングのリズムや他の様々な要素の複雑に絡み合った結果がショットの成否を決める事は確かですが、ヘッドアップというのはより結果に近い方の現象ですし、かといってその複雑に絡み合った要素を一つ一つ追い求めるというのは、実のところほとんど実現不可能な話です。
ではどうするかといえば、複雑な事象の構成要素を一つ一つ追うのではなく、全体を一つの流れとして、数学的に言えば確率的な見方で捉え、その上で事象に相対し行動するということが必要になってきます。その具体的な部分はおいおい書くとして(・・・というより研究中です。(^^ゞ)、そういった考え方や捉え方、メンタルコントロールの技術を総称してここでは「魔法」と呼ぶ事にしました。・・・ちなみに、別にナイスショットが打てたり1パットを決めたりする呪文があるわけじゃありません。(笑)
具体的な話が何もないというのもなんなんで幾つか例をあげるとすると、スイングにおける欠点があってそれを直すという考え方や取り組み方ではなくて、スイングという一連の流れのなかで淀みを出来るだけ無くすことでナイスショットの出る確率を上げるという考え方や取り組み方でいきましょうと。より確率の高いショットの組立てをすることでスコアを作って行きましょうと。まぁそういう事なんです。はい。
最後に(1)の繰り返しになりますが、これを読む上での注意点というか断り事を書いておきます。このブログは他人に向けてのレッスンは一切考えていません。というか、他人にレッスンを施せるほど僕はゴルフが巧くありません。あくまで、このブログは僕自身が上達するために考えたことをメモってあるだけです。間違っている部分も多々あるだろうし、それを指摘してもらうのはむしろ歓迎しますけど、参考程度にとどめておいて、ぞれぞれ自分のゴルフ論を自分で構築されることをお勧め致します。
であであ。
決意と集中
ゴルフというゲームを行う時に、その精神状態(メンタル)面が及ぼす影響は、他に類を見ないとまではいいませんけど非常に大きく関わってきます。ダフリにトップ、スライスにフック。ありとあらゆるミスショットを生み出すだけにとどまらず、体がまったく動かなくなる「イップス」を引き起こすことすらあります。
今回はそのメンタルの話。
結論から言ってしまえば、一般的に言われている精神力が強い弱いというのはあまり関係なく、メンタルコントロールというのはスイング等の球を打つ技術と一緒で訓練により習得が可能な技術です。逆に言えば訓練しし磨かなければ出来ません。ただし、これは勿論ゴルフに限った話じゃないので、ゴルフ以外の処で既に習得済みだったりすると、ちょっと調整すればゴルフに応用できるのは当たり前といえば当たり前の話なんで、ゴルフを始めた時からメンタルコントロールが出来ている人っていうのは当然存在します。
ではその方法は?というと、現在僕自身が行っているのは「断固たる決意の元にショット(パット)する!」という一語につきます。具体的にはライやコースの状況や天候など様々な情報の元に「決断」し打つべき弾道を「イメージ」する。そして、その「決意」と思い描いた「イメージ」をもって「集中する」し「打つ」という感じです。・・・ちなみに、全ショットやるとめっちゃ疲れます(笑)。
ポイントは、「ミスるんじゃないか?」とか「外すんじゃないか?」といったマイナスイメージは、「大丈夫」とか「平常心」などといった心積もりでは容易には払拭しないという事。払拭するためには、いかに今から行う事に集中するかが問われるという事です。勿論、慣れない内は力みます。ただ先程も述べたようにこれはマメ知識やコツではなく「技術」ですので、しっかりとした訓練が必要なのは当然なのです。
{golf-swing]身体能力
ゴルフは老若男女で楽しめるレジャースポーツということもあって、なかなか身体能力の必要性が問われることがない。もちろんプロの世界は別にしてなのだが、せいぜいが「若くて筋力がある=飛ぶ」って程度の認識が一般的じゃないかと思う。
実のところ「若くて筋力がある」と「飛ぶ」はイコールではありません。なぜかというと、正確には「身体能力が高い→シンプルで効率的なスイングが出来る→飛ぶ」と間にワンセグメントが入る為です。
ゴルフにおける身体能力の必要性を考えた場合、このワンセグメントが非常に重要になってきます。つまり身体能力が高い場合ゴルフの難度が低くなるということ。逆に言えば身体能力が低い場合、それに応じてゴルフの難度は上がってくるということです。
例えば、スイングにおいて左肘はその始動からインパクトが終わるまで曲がることなく伸ばしたままが良いわけなのですが、柔軟性や手首の強さ等が十分でない場合はスイングのバランスが崩れるため曲げざるをえなくなり、その結果効率的なインパクトをすることが難しくなります。この場合、無理に伸ばしたままだとスイングが壊れますから、要は身体能力の低さがスイングに妥協を求めてるわけですね。妥協すればしたなりのショットしか打てなくなるのは道理です。
ただ、鍛えたからといって即座に飛ぶようになったりスコアアップしないのも事実なんですよね。w
だからといって鍛えなければ前述の通り、ゴルフが難しくなり、なかなか巧くならない。これもまた事実です。
ゴルフでの目標をどこに置くかにもよりますけど、早く巧くなりたいとか、スイングの理想を追いかけたかったら、鍛えることは必須なわけです。
・・・・まぁギアの性能で補ってもらうって手もありますけどね。w
スイング軸
前回スイングプレーンだったので、今回はスイング軸について。
ゴルフスイングに限らず運動において「軸」って概念があるわけだが、僕自身はこれに関しては「バランスを取る」ということだと解釈しています。言い方を変えると、物理におけるモーメントの釣り合いを取りながら運動すること。ということになります。
やじろべえみたいなものをイメージすると、仮に同じ重さの物体が2つあったとすると正反対の方向に同じ距離の腕の先に重しをおけばやじろべえは釣り合います。2つの重さが違う場合は軽い方のうでの長さを長く、重い方のうでの長さを短くして「腕の長さ×重さ」が同じになるようにすれば、やっぱり釣り合います。重しの数が増えた場合はもそっと計算が難しくなりますが基本はこの「長さ×重さ」(モーメント)です。
さてゴルフスイングに話を戻すと、クラブを持った状態でのヘッドのモーメントに対して釣り合いのとれるカウンターウエイトをとりながらスイングするって事になります。
とはいえ、スイングの運動方向は重力に対して傾いていたり運動の支点が多数存在するために、そうそう単純な問題ではありません。結局のところ前述の通りバランスをとるってのが最短の道じゃないかと思います。・・・っていうか磨きをかけて洗練されてはじめて現れるものです「軸」って。体の各部の運動のモーメントの釣り合いを取りながら、またその運動が連動することによって、バラバラだった其々の支点が一つの線に集約したときにはじめて現れるものなんですね。確かに自然に身につくものでのないけど、意識してすぐにできるもんでもないです。実際。
正直、僕は体得していません。w
スイングプレーン
(敬愛してやまない)ベン・ホーガンのモダン・ゴルフで「スイングプレーン」の概念が生まれて以降、この概念はゴルフ雑誌やレッスン書で必須のものとなっています。
ホーガンのそれは肩のラインとボールを結ぶ直線を含む、飛球線に対して平行な平面として考えられ(ホーガンプレーン)、最近ではアドレス時のシャフトの直線を含む、飛球線に平行な平面である「シャフトプレーン」というのもあり、これら2つの平面の間にヘッドの軌道が収まるようにでクラブを振ることが推奨されています。当然の事ながら、飛球線の後方(前方でもよい)からその平面を眺めれば綺麗な直線となっています。
しかしながら、スイングの重要な要素の一つに「重力落下に逆らわずに振る」ということが上げられ、これを加味して考えると、切り返し以降のダウンスイングにおいて実際にヘッドが描く軌道が作る平面は、飛球線後方から眺めた時に直線などではなく曲線(曲率一定の1次曲線ではなく、2次曲線)を描くことになり、実際のスイングプレーンはガラス板のような平面ではなく、曲面だということになります。
ただし、スイング作りにおいてイメージとしてこの複雑な曲面を思い描く必要性はあまりないと思う。なぜならヘッドの軌道やスピード、加速度によってヘッドの「落ちしろ」は変わるので、曲面の曲率も人それぞれだから。
要は(グリップエンド側を含めて)クラブ全体を落下させながらスイングすること、直線的な平面をイメージするあまり重力に逆らってスイングしないようにすれば良い。あとはリズムとタイミングの問題となります。
あともう一つ。ゴルフは奥が深いので、これが出来たからといって他がダメなら、ダメなりの玉しか打てません。あしからず。w
- 作者: ベンホーガン,Ben Hogan,塩谷紘
- 出版社/メーカー: ベースボールマガジン社
- 発売日: 2002/11
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 6回
- この商品を含むブログ (2件) を見る